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脳疲労は毎日解消すべし

最近「脳疲労」という言葉をよく聞くようになった。

正確には、自分からその情報にアクセスしているからなのだが、仕事がら「脳が疲れている」と感じるシーンは多い

フリーライターになってからというもの、「文章を書く行為はかなり頭を使う」ということを日々感じさせられている。日々パソコンに向かうプログラマーやエンジニアの方も、同じような悩みを持っているかもしれない。

この脳疲労が蓄積すると、仕事のパフォーマンスが著しく落ちる。仕事のパフォーマンスが落ちると、上手く進まないことでストレスが溜まり、それがまた脳疲労の要因になる。負の循環だ。

本記事では、日々脳疲労と戦う筆者が自分なりに考えた脳疲労の回復方法を紹介する。万人に同じように効果があるかは確証できないが、騙されたと思って試してみて欲しい。

そもそも脳疲労とは

脳疲労は、重いものを持つ仕事のような肉体的な疲労とはその種類が異なる。(職業に優劣・貴賎の差はないが)

例えば、受験を思い出してほしい。一日中緊張感のある中で、試験問題を解いた後は「ぐったり」とした経験はないだろうか。強いて言うならば、その感覚に近い。

その場合でも、本来座って試験を受けるわけだから、肉体的な疲労は少ないはずだ。しかし、脳が疲れると体も疲れている感覚になるから侮れない。

文章を書くと脳が疲れる

文飾を書くと脳が疲れる

文章を書くと言う行為は、一見すると「疲労」とは無縁のように思われることも多い。側から見れば、一日中パソコンに向かいキーボードを叩いているだけで、楽そうにも見える。営業マン時代に比べたら、体力的な疲労は少ないのはたしかだ。

しかし、文章を書くことは「論理を考える作業」「常に注意力を要する作業」でもあるため、極端に言えば先ほど例に挙げた「受験」を仕事にしているようなものだ。

私が早稲田大学を受験した時は、英語・国語・世界史の順で試験が実施された。午前中、頭が一番元気な時に国語。午後、ご飯を食べ糖分を補給し英語。最後に、暗記科目と言われる世界史である。

想像して欲しい。(Imagine all the people  Living for today……)

もし、1日中国語の試験を行ったらどうだろうか。いや、1日ではない。毎日、朝から晩まで国語の問題を解いたとしたらどうだろうか。

おそらく、決して少なくない人数が逃げ出してしまうに違いない。

もちろん、「国語の問題を解くこと」と「文章を書くこと」はイコールではないが、脳の疲労度はそれに近いものだがある。

脳が疲労したままだとどうなる?

脳が疲労したままだと

満腹の状態でご飯を食べ続けことが難しいのは、誰でも想像できるはずだ。どんなに大食いで有名な人であっても「限界」はある

脳疲労は、それと似ている。

脳が疲れている状態で文章を書き続けていると、お腹ならず「頭がいっぱい」になってくる。

そのような時は「味変(違う文章を書く)」をするか、デザートか食後のコーヒー(ライトな仕事、雑務)が最適だ。その状態では、メインディッシュはもう食べられない。「頭が働かない」「頭が回らない」状態になる。集中力も切れる。

何が言いたいかと言うと、脳疲労の状態は「お腹いっぱい」の状態であるため、それ以上食べるのはやめるべきだ。

そのままにしておくと、うつ病や自律神経失調症にもなりかねない。病院のお世話にならないよう、あらかじめ対策を取るべきだろう。

脳疲労を回復させるために有効な方法

これは、私自身まだまだ模索中である。ただ、現時点で試して少なからず効果がある(と信じている)ものもある。いくつか紹介しよう。

1.十分な睡眠と休息

いきなり「当たり前」で恐縮だが、睡眠なくして脳疲労の回復はあり得ない。基本的だが、おろそかにしがちな行為でもある。

とにかく「早く寝ること」「十分な睡眠時間を確保すること」こそが、脳疲労には一番の薬だと感じている。

ただし、寝すぎは逆効果だ。

いわゆる「寝溜め」はせず、脳が疲れたと感じたら適切な時間眠りを取る。寝すぎると、かえって脳は疲労する。なぜかはわからないが、寝すぎた日は仕事が捗らないことが多い。

2.鼻で深く呼吸する(酸素を取り入れる)

どこで目にしたかは忘れたが、「鼻からの呼吸は脳に酸素がいきやすい」そうだ。それは鼻の方が脳に近いから、と言う単純な理由かもしれないが、酸素を脳にしっかり送ることは結構重要だ。

文章を書いて行き詰まると、鼻に意識を向け、深く息を吸い込む。それを数回繰り返すと、少し頭がスッキリする。呼吸はできるだけゆっくり行うのがポイントだ。立ち上がったり、外に出てやるとさらに効果がある。

3.自分でオフのスイッチを決める

脳にオンオフのスイッチはない。オンの状態が続くとパソコン同様、熱を持ち故障の原因にもなる。

簡単にオフにできる人いれば、私のように常にオンの状態になりがちな人もいる。

オフにできない人は、自分でスイッチを作ってしまえばいい。

私の場合には、仕事をしている場所から帰る道のりを、一つのスイッチにしている。音楽を聴きながら歩き、同じ道を歩くことで「これがオフにする合図ですよ」と何度も言い聞かせる。

これは誰でもすぐにできるものではないが、自分がいつも行っている行為をアンカリングすると、切り替えるきっかけになるはずだ。

4.頭を冷やす

どうやら「頭を冷やせ」と言うのは、本当らしい。と言うのも、人は頭を使いすぎると頭に熱を持つ。

怒っている人を「血が上る」と言うのも、それと同じ理由かもしれない。体は上半身は冷やし、下半身は温めるのが自律神経にも良いと言われる。

私は「脳疲労が蓄積してきた」と感じたら、冷えピタ(熱さまシート)を頭に貼る。熱があるわけではなくても貼る。冷感シートを貼ったまま寝ると、次の日の朝、脳がスッキリとしていることも多い。アイスノンなら、繰り返し使用できるため、経済的でおすすめだ。

5.アロマ

アロマには詳しくないが、嗅覚は脳に直接影響を与えると聞いたことがある。ラベンダーなどのリラックス系のアロマで、脳をリフレッシュさせるのもありだろう。

6.ツボ

ツボを安易に「押せ」と言い難いが、脳にもたくさんのツボが存在する。

頭のてっぺんや後頭部に脳をスッキリとさせるツボがあるようで、たまに試しているが効果のほどはよくわからない。ただ、できることはやっておく方がいい。

7.ヘッドスパ・マッサージ

自分でツボがわからない場合には、プロに任せるのも一つの方法だ。先日、私はヘッドスパなるものを体験した。

とにかく気持ちがいい。数日間は、そのスッキリさが維持できたような気がする。定期的に通うのはなかなか難しいが、ここぞ!と言う時には、活用したい。

同じように、頭部のマッサージもおすすめだ。自分でもケアできるよう、ツボを聞いておくといい。

自宅で簡単に頭皮をマッサージできる【防水ヘッドケア機 セレブリフト】というものもある。


脳疲労に有効かもしれない対処法

ここからは、まだ実際に体験してはいないが、脳疲労に効果が期待できそうなものをいくつか紹介する。

実際に体験したら、それぞれの効果を検証したい。

1.酸素カプセル

先ほど、脳に酸素を送ることが重要と言ったが、効率よく脳に酸素を送るためには「酸素カプセル」も良さそうだ。

酸素カプセルは、高濃度の酸素が充満している空間。酸欠状態になった脳に酸素を送るにはうってつけだ。

最近では、あちこちで酸素カプセルを目にするようになった。アスリートも活用しているそうなので、効果も期待できそうである。

近くに酸素カプセルがない場合には、市販の酸素缶を活用してもいいかもしれない。

2.ヨガ・瞑想

流行りのヨガや瞑想も、脳疲労には効果的だろう。実は瞑想はすでに経験済みだが、奥が深いため後日別で記事を書こうと思う。

男性がヨガに行くのは少し抵抗があるかもしれないが、脳疲労が回復できるなら積極的に行ってみても損はないはずだ。

3.食事で栄養をしっかりと摂る

真偽のほどは定かではないが、「イミダペプチド」を摂取すると脳疲労に効くそうだ。鶏むね肉に多く含まれているようで、食べ続けると効果に期待できるとのこと。

ちなみに、アルコールやフェインは「一時凌ぎ」で逆効果のようだ。酒を飲むくらいなら、大人しく寝る方が脳疲労にはよっぽど良いのだろう。

4.栄養ドリンク・サプリ

食事で栄養を摂ることは重要だとは思うが、正直即効性に欠ける。

脳疲労時には、「今なんとかしたい」と思うものだ。食事に気をつけながらも、栄養ドリンクやサプリで補うのも、個人的にはありだと思う。

こちらも試した訳ではないので、効果のほどはわからないが「イミダゾールペプチド」というサプリは、精神疲労にも効果が期待されているようだ。

5.運動

ジョギング・ランニング・水泳などの有酸素運動も、脳をスッキリさせるのに有効だ。

私も水泳やランニングをしていた時は、脳疲労なぞ意識したことがなかった。運動も再開しなくては、と思っている。

自分に合った脳疲労対処法を

かなり長文になってしまったが、脳疲労に効果のある対処法は置かれている環境や脳の作りの違いなどから、人それぞれだと思う。

自分に合った方法を見つけるまでは大変だが、一度見つけてしまえばこちらのもの。今回紹介した対処法を試しながら、自分に合う最善の脳回復方法を見つけてほしい。

追伸、この本が気になっている。

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