間違いノートは受験の必需品

早稲田大学出身、と言うと周囲から「すごいですね!」と言われることが多い。

受験をしたのは10年以上前のことだし、1浪していることを考えると本人はさほど「すごい」とは思っていないのだが、周囲はそのように感じるようだ。「腐っても早稲田」とはこのことである。

続いて、よく聞かれるのが「どうやって受験勉強をしましたか?」という質問

結論を先に言えば「自分に合った勉強方法を見つけること」としか答えようがないのだ、それでも具体的な方法を知りたいと言う人も多い。

そこで今回は、筆者が実際に受験勉強時に活用していた「間違いノート活用法」を紹介しようと思う。

この方法は、受験勉強に限らず社会人の資格試験にも役立つ。さらに言えば、日々の仕事でも活かせるはずだ。簡単な方法なので、ぜひ試してほしい。

間違いノートとは?

間違いノートを初めて作ったのは、浪人時代。当時通っていた予備校の世界史の先生に勧められ、実践してみた。

間違いノートとは、その名の通り「間違いを記録するノート」である。模擬試験や定期試験で、自分が間違った問題を記録しておき、1冊のノートにまとめる。

参考書は至極丁寧に、全ての分野を網羅してくれるが、その中で自分が苦手な分野・問題を参考書から提示してくれることはない。

間違いノートは、自分の知らないこと・よく間違える問題だけを凝縮させた、自分だけのオリジナル参考書とも言い換えることができる。

 

間違いノートの作り方

では、実際に間違いノートの作り方を紹介しよう。

1.大きめのノートを用意する

A4サイズのノートでも良いが、理想はA3サイズ。その理由は後ほど紹介するが、まずは手元に使用していない大きめのノートを用意しよう。

2.過去に間違った問題を収集する

続いて、模擬試験や定期テストで、自分が間違った問題をかき集める作業が必要だ。

「点数が悪くて思わず捨ててしまった」と言う方は、残念ながら「宝の山」を捨ててしまったと自覚し、次からのテスト用紙は必ず取っておくようにしよう。

もしくは、使用している問題集で、いつも間違える問題でも良い。とにかく自分が間違った問題、知らなかった知識を集めることが目的だ。

3.間違った問題をノートに切り貼りする

問題用紙の中から、間違った問題をハサミで切り抜く。そして、間違いノートに、糊でペタペタと貼り付けていく。

両面印刷で、裏にも間違った問題がある場合には、どちらかを手書きする。(この時、労力が少なそうな方を手書きする)

絵や写真・イラストを見て回答するような問題は、問題そのまま貼り付けるのが望ましい。A3サイズのノートなら、大概の問題用意を貼ることが可能だ。

どうしても両面にイラスト問題などが重なる場合には、手書きでそのイラストを(時間をかけずに)描くか、コピーするのがおすすめだ。

4.間違った答えと正しい答えを記入する

選択肢の問題であれば、自分が選んだ選択肢と正しい回答の選択肢がわかるようしておく。赤ペンやマーカーで記入しておくと、あとでわかりやすい。

その時、「なぜこの選択肢を選んだのか」を記入しておくと、記憶が定着しやすいだろう。

併せて「単に知らなかっただけ」なのか「知っていたけど引っかかった」のをわかるようにしておくと、なお良い。

5.全教科1冊にまとめる

過去にこの方法を教えた時、「ノートは教科ごとに作る必要がありますか?」と質問されたことがある。

答えは、ノー。

1冊に教科ごちゃ混ぜで間違えた問題を切り貼りする方が効果的だと、筆者は感じている。その理由は、活用法で説明するとして、とにかく1冊に全教科をまとめることを意識しよう。

 

間違いノート活用法

では、実際に間違いノートの活用法を見ていこう。

1.一日一回、必ず見返す

ノートを作ったことで満足してしまう人も多いが、それではなんの意味もない。必ず一日一回、間違いノートを見返すことを習慣化しよう。

「通学の電車の中では間違いノートを見る」など、自分の中でノートを見返す時間を決めておくといい。

そして、教科をまとめておくことで嫌でも他の問題が目に入るようになる。(チラ見が記憶に残ることがある)これが教科ごちゃ混ぜにすべき理由の一つだ。(ちなみにもう一つの理由は、ノートの数が増えること)

2.試験前に間違いノートを見返す

間違いノートの実力が発揮されるのは、試験開始前の時間。試験前には、みんな必死になって参考書や教科書を見返している。

しかし、こっちには自分だけの参考書である「間違いノート」があるわけだから、それを見返している方がよっぽど安心感が得られる

試験直前に「でるかわからないもの」をインプットするより、「もう間違えないようにするもの」を見返した方が、はるかに効率的だ。

ただし、定期テストの場合、事前に範囲が決まっているため、教科書や参考書を見た方が効率的なこともある。上手に使い分けてほしい。

3.もう間違えない!と思ったら×印

筆者は、1年の受験勉強で4〜5冊ほどの間違いノートを作成した記憶がある。しかし中には、「もうさすがに覚えた問題」も出てくるものだ。

そのような問題を見返しても時間の無駄なので、大きく×印を書いておくと、見直す時により効率的になる。

4〜5冊のノートを常に持ち歩くのは大変なので、受験当日までに、ノートをさらに切り貼りし、1冊にまとめておくと便利だ。

 

間違いノートに向いていない問題

間違いノートは万能ではあるが、一部間違いノートに向いていない問題もある。

文章問題

国語、英語などの文章読解問題は、知っている知らないでは解くことができない。文章をそのまま貼ると、ノートのスペースも使う。

そのため、文章問題には間違いノートは適していない

ただし、文章問題の中での「漢字問題」「単語問題」など、記憶すれば解けるような問題は、活用してもいいだろう。

リスニング問題

当たり前のことだが、英語のリスニング問題はノートに「貼り付ける」ことができない。そのため、間違いノートではなく、別の勉強法を取るべきだ。

 

暗記ものなら間違いノートでOK

世界史の先生から教わっただけのことはあり、間違いノートは世界史などの暗記科目には、絶大な効果を発揮する

特に世界史には地図の問題なども多いため、大いに役に立った。

あとは何度出てきても覚えられない英単語、フレーズ、構文など「覚えておけば解ける」と感じるものがあれば、なんでも間違いノートに記入しておこう。

今回紹介したのは、筆者が過去に実践した方法である。

より自分がやりやすい方法があれば、この記事を参考にしながら、オリジナルの間違いノートを作成してみてほしい。

追伸、センター試験にはある程度「テクニック」が必要な部分もある。参考まで。

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