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Bluetooth(ブルートゥース)のワイヤレススピーカー入門

Bluetoothスピーカー・Bluetoothイヤホンなど、すっかり身近な存在になったワイヤレス機器。

筆者自身、「イヤホンはワイヤード派」であるためBluetoothイヤホンを買う気は今のところない。(2020年5月時点では愛用機を見つけた)「充電が必要」という点が、どうしても馴染めないからだ。

しかし、部屋の中で使うスピーカーがワイヤレスであることには、魅力を感じていた。iPhoneをいちいちスピーカーのジャックに接続しなくても、音楽を流せる環境はほしい。

そこで、手頃な価格かつある程度の音量・音質を備えたBluetoothスピーカーを探すことにした。

本記事では、Bluetoothスピーカーを選ぶ際のポイントと、実際に購入したBluetoothスピーカー「Anker SoundCore mini コンパクト Bluetoothスピーカー 【15時間連続再生/内蔵マイク搭載/micro SDカード & FMラジオ対応】(ブラック)」の評価・レビューを書こうと思う。

Bluetoothスピーカーは種類がありすぎて迷う

最近では、Bluetoothスピーカーの種類がかなり増えており、正直どれを選ぶべき最初はかわからなかった。それぞれの違いもわかりにくい。

Bluetoothスピーカーの実力は、実際に使用してみないとわからない部分も多い。とはいえ、家電量販店に行って試聴をするのも面倒だ。

そこで、常套手段ではあるがAmazonで予算を決め(3,000円以内)、レビューを参考にしながら、比較的高音質・大音量のスピーカーを探し始めた。

実際にBluetoothスピーカーを買うまでに、筆者が考えたポイントは以下の通りだ。

Bluetoothスピーカー選びのポイント

Blutoothスピーカーに求める音質、昨日は人それぞれかもしれないが、筆者は以下のポイントを重視した。

1.目的・用途を決める

まず、当然のことだが「Bluetoothスピーカーをどのように使う予定か」を前提に考える必要がある。

例えば筆者の場合、「1.音楽を聴く」「2.仕事でハンズフリー通話をする」ことが目的だ。そのため、ハンズフリーに対応していないBluetoothスピーカーは、今回は対象から外した。

2.予算を決める

続いて、予算を決める。安いものはいくらでもあるが、音の評価・レビューが著しく悪いものが多かった。

ただ音を大きくする目的であればいいかもしれないが、音へのこだわりが少なからずある場合には、安すぎるものは選ばない方が無難だ。

筆者の予算は、3,000円以内。もちろん、もっとお金を出せばいいものはたくさんあるが、最初の一台としてはこれくらいだろうと、予算を決めた。

3.こだわる部分を決める

最後に、自分のこだわりを明確にし優先順位をつけておくと、さらに選びやすくなる。例えば、「1.デザインが良いもの(絶対)」「2.防水(できれば)」など、これだけは譲れない部分を決めていく。

予算を先に決めておくと、この優先順位の部分で調整がしやすい。

筆者の場合、重低音がある程度あること・音量が大きめであることがこだわった部分。レビューを見る際にも、その2点がクリアになっているかを重視して選んだ。

Bluetoothスピーカー Anker SoundCore miniの評価・レビュー


脳内会議の末に選ばれたのは、Ankerの「SoundCore mini」だった。Ankerからは多くのBluetoothスピーカーが発売されており、概ね評価も良い。

では、実際に使用してみた感想・レビューを紹介しよう。

Anker SoundCore miniの評価できる点

音が良い 重低音も強調

一般的なスピーカーと比べてしまうとどうしても劣る部分はあるだろうが、iPhoneやMacのスピーカーに比べたら、ずっと音が良い。

本体自体にやや重みがあるからか、重低音も悪くない。

持ち運びしやすい

重さはややあるものの、手のひらサイズで持ち運びにも適している。部屋の中での移動はもちろん、旅先に持って行くこともできるだろう。

価格が安い(コスパが良い)

Anker SoundCore miniは、とにかくコスパが良い。2,000円台でここまでのクオリティのBluetoothスピーカーを購入できるとは、正直考えていなかった。

本体の作りもしっかりしており、安っぽさはない。

バッテリー持ちが良い

Anker SoundCore miniは、充電しながらの使用も可能だ。そのため、部屋の中では充電しながら使用することも多いが、フル充電であれば1日十分使用できる。実際には、1日中使用しているわけではないため、数日間は充電せずに使用している。

Anker SoundCore miniの不満な点

複数台接続には対応していない

そもそもBluetoothで複数接続が可能なものが存在するのかわからないが、iPhoneにBluetooth接続をしている間は、Macからの接続はできない。

つまり、いちいちBluetooth接続の切り替えを行う必要がある。たいした作業ではないが、複数台接続が可能だとより便利かもしれない。

ハンズフリー通話は少し難点あり

元々の用途であったハンズフリー通話機能も備わっているが、その質にはやや難ありかもしれない。もちろん、マイクは内蔵されている。

iPhoneのスピーカー機能を使っても良いのだが、どうしても音が小さく聞き取りずらいシーンがある。仕事で利用する以上、パソコンでメモを取りながら(画面を見ながら)通話できることが理想だ。

そこでBluetoothスピーカーで相手の声を聞くことを考えたのだが、どうやら電話の相手にはこちらの声がやや聞き取りづらいようだ。こちら側は声が聞き取りやすく問題はないのだが。

Anker SoundCore miniの総評

毎回紹介しているものを「おすすめ」と書いているが、そもそもおすすめできないものは紹介していない。

今回紹介したAnker SoundCore miniは、以下のような方に特におすすめしたい。

  • コスパの良いBluetoothスピーカーを探している
  • 音へのこだわりは初級から中級レベル
  • ちゃんとしたメーカーのBluetoothスピーカーが良い
  • 室外よりも室内での利用が中心

何より、価格が手頃なので「最初の一台」には最適だろう。まずはこの商品を購入してみて、「もっと低音がほしい」など基準を見つけて、次の1台を見つけるのもおすすめだ。

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