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高速バスはとにかく安い

最近、仕事で日本各地をまわる機会が増えてきました。

お仕事の時には、交通費を頂戴するため、新幹線での移動が中心です。移動時間を短縮できるため、やはり新幹線にも良さはあります。

しかし、「プライベートで旅行を」と考えると、移動にはあまり費用を掛けたくないのが本音。同じように浮いた交通費で、その分宿や食事を充実させたいと考える人も少なくないでしょう。

価値観は人それぞれですが、同じように「移動にはお金を掛けたくない」「宿や食事を豪華にしたい」と考えている方にとっては、高速バス(長距離バス)が有力な選択肢になります。

本記事では、筆者なりに考えた高速バス移動のメリット・デメリットを解説した上で、最安値の高速バスを見つけるための秘訣を紹介します。

高速バス(長距離バス)とは

言わずもがな、高速バスは中〜長距離を大型バスで移動する手段です。

高速バスの「高速」は、「高速道路」を利用することに由来している気がします。もしくは「高速で移動するから」という説もありますが、高速で移動すると言っても、車である以上、法定速度はありますし他の交通手段に比べたら高速ではありません。(むしろ時間がかかります)

目的地は、「東京ー名古屋」「東京ー博多」など長距離であることも多いですが「東京ー千葉」のように、比較的近場が目的地のこともあります。

また、観光地を巡るバスは長距離バスとは言わず、「観光バス」と呼ぶのが一般的です。

高速バスのは多くは、3〜4列のシートです。新幹線や飛行機に比べると、座席はやや狭い印象もありますが、最近では高速バスも進化しており、ゆったりとしたシートを採用しているバスもあります。中には、豪華な個室になっている高速バスも存在するとか。

高速バスの中でも、深夜の時間帯に走行するものを「深夜バス」と言います。深夜バスにも何度となくお世話になりましたが、なかなか寝ることができないため深夜バスはあまりおすすめできません。(人によります)

 

高速バスのメリット

値段が安い

高速バス最大のメリットは、その価格の安さです。

例えば、東京ー博多間を新幹線を利用した場合には、自由席で21,810円ほど。一方、(時期や日にちによって価格は変動しますが)高速バスの場合には8,000円前後で東京ー博多間を移動できます。

その差は13,810円と、安いビジネスホテルなら2泊はできてしまう計算です。

確実に座れる

高速バスは、事前に予約をして利用しますが、自由席・指定席などの区別がなく、確実に1人1シート割り当てられます。反対に言えば、席が空いてなければ高速バスは利用できません。

プラス数百円程度で、席を窓側に指定できる高速バスもあります。(酔いやすい方におすすめ)あとは、女性専用ゾーンを設けているバスも。女性が周囲の目を気にせず、利用できる点も高速バスのメリットでしょう。

電源・WiFiが完備されていることも

新幹線の場合、コンセントがある場所は限られています。(窓側の席)しかし、高速バスであれば1席に1つコンセントが設置されているものもあります。長距離の移動が前提だからこそ、1席1席の快適さにこだわっているようです。

あとは、無料のWi-Fiを利用できる高速バスも存在します。酔いにくい方限定ではありますが、高速バスの中でパソコンを使い仕事をすることも可能です。

これら2つの項目が必須という方は、予約時に必ずチェックしてから予約しましょう。

パーキングエリア/サービスエリアに寄れる

高速バスの種類によっては、車内にトイレが付いていないバスもあります。トイレが近い方は不安もあるかもしれませんが、数時間おきにSA/PAに立ち寄り、休憩時間があるため安心してください。

パーキングエリアやサービスエリアは、普段なかなか立ち寄ることがない場所の一つでもあります。その場所だけのお土産や、食べ物を楽しむ時間として敢えて高速バスを選ぶ方もいるようです。

 

高速バスのデメリット

乗り物酔いしやすい方にはきつい?

私は乗り物酔いをしにくい体質なので、高速バスで酔ってしまった経験はほとんどありません。そもそも、高速バスは高速道路の走行が中心なため、うねうねの道を走ることもあまりなく、酔いにくように感じます。

高速バスで酔いそうという方は、事前に酔い止めを飲んで乗車しましょう。酔いやすい方は、窓側の席を利用し、休憩時には外に出て気分転換するのがおすすめです。

長時間の移動は多少の疲労が伴う

いくら快適なシートであったとしても、やはり長時間の移動は疲労感があります。もちろん、車内で寝て体力を温存することもできますが、それでも長距離移動は疲れるものです。

飛行機や新幹線もその点は同じですが、高速バスは乗車時間が長くなるため、いい宿を選び疲れを癒し、次の日からの観光にかけるのがいいでしょう。

最安値で高速バスを予約する方法

高速バスの予約方法は、たくさんあります。

JRや京王バスなど、直接バス会社のホームページから予約することも可能ですが、それだと最安値かどうかはわかりません。

私が利用しているのが「バスリザーブ」というサイト。高速バスを利用したい日付をカレンダーから選び、その日の最安値を簡単に知ることができます。

バスリザーブ公式サイト:東京─大阪間が3,000円台から!バスならこんなに安く行ける



そのまま予約をしてもいいのですが、もし楽天ポイントを貯めている(もしくは利用したい)方は、「楽天トラベル」から高速バスを予約するのがおすすめです。

おすすめの方法をまとめると、以下の通りです。

【高速バスを最安で利用する手順】

  1. バスリザーブで高速バスの最安値や相場を把握する。
  2. 特に貯めているポイントがない場合には、そのままバスリザーブで予約しても良い。
  3. 楽天ポイントを貯めている、もしくは使いたい楽天ポイントがある場合には、楽天トラベルの「高速バス」の項目から、同じバスを予約する。(ただし、同じ最安値のバスが楽天トラベルにないケースも)

 

高速バス内でのおすすめの過ごし方

最後に、高速バスを利用する際に車内で快適に過ごすための方法をいくつか紹介し、締めたいと思います。ぜひ、快適な高速バスの旅を楽しんでください。

スリッパを履く

高速バスの車内でスリッパを履くと、とても快適です。中にはアメニティとして使いすてスリッパを用意してくれるバスもありますが、ない場合を考えて小さなスリッパをカバンに忍ばせておきましょう。

楽な格好で乗車する

高速バスでは、シートベルトを着用します。そのため、お腹のあたりはやや締め付けがあるため、ゆったりとした服装で乗車すると快適な時間を過ごすことができます。

音楽を聴く/Audibleを利用する

私は高速バスの中でも、パソコンがあれば仕事ができてしまいますが、慣れていない方は、酔ってしまう可能性もあります。

そのため、過ごし方としては「耳で楽しむもの」をおすすめしておきます。

一番のおすすめは、移動中は音楽をとことん楽しむ時間に充てることです。

中には、「移動中に読書をしたい」という方もいるでしょう。しかし、高速バス内での読書は、酔う可能性が高まるので少し危険です。

そのような場合には、Amazonのオーディブルなど「聴く本」が最適。文字を読み上げてくれるので、まず酔うことはないでしょう。景色を見ながら、耳でコンテンツを楽しんでください。

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