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ICレコーダー選びは、このポイントを比較せよ
ICレコーダーは、取材を行うライター・記者・ジャーナリストにとって必須アイテムです。また「会議や公演を録音するために使用したい」という方もいるでしょう。
私自身、はじめは取材時の録音にiPhoneアプリを使用していたものの、iPhone(スマホ)を使用するのが失礼な場面もあることに気が付き、今は取材専用のICレコーダーを購入し、使用しています。
「とりあえず」で購入したICレコーダーでしたが、最近不満が出てきたため買い替えを検討しています。
この記事では「同じようにICレコーダーの買い替えを検討している方」「どのICレコーダーを選ぶべきかわからない方」のために、ICレコーダーを選ぶ際のポイントを解説します。
ICレコーダーの用途・利用シーンを明確にする
まずは、どのような目的でICレコーダーを使用したいのかを明確にすることが必要です。
例えば、私のように取材で使用するのであれば「話している人の声がきちんと録音されること」が、最も重視すべきポイント。声の録音だけであれば、価格帯の低いICレコーダーでも十分でしょう。
一方、バンドの演奏を録音したいという場合には、それでは不十分です。バンドの録音用のICレコーダー(価格もそれなりにします)を選ばないと、「録音できなかった」という結果になりかねません。
ICレコーダーは、大は小を兼ねます。つまり、バンドの録音に対応しているICレコーダーであれば、取材や会議の録音にも間違いなく使用できるでしょう。(取材・会議だけの使用の場合、価格を考えると無駄です)
【ポイント】
- 取材など声だけの録音の場合:安価でシンプルな機能なもので十分
- バンド録音などの場合:音質にこだわる必要あり
ICレコーダーに必要な機能・スペックを明確にする
ICレコーダーは「必要なものを録音できること」が最低限必要な機能です。しかし、ICレコーダーには様々な機能が搭載されており、それにより価格も異なります。
私が現在使用しているICレコーダーは、価格が安い分機能はとてもシンプルですが、そこに不満を感じ始めています。それぞれのポイントを見てみましょう。
1.再生速度
録音した通りの速度で再生するのが、通常再生(1倍速)です。取材など、人の声を録音した場合に便利な機能なのが、「0.5倍速」「2倍速」などの再生速度を変える機能。
例えば1時間の取材をした場合、後でイチから聞き直すと同じく1時間かかります。そこで2倍速など、声が聞き取れる範囲でスピードを上げてくれると、作業効率も上がります。
また、早口で聞き取りにくい人の声を聴く際には、0.5倍速などの再生速度が便利です。再生速度を変えることができるかを、チェックしましょう。
2.容量
私が使用しているのは、本体内蔵メモリー(8G)のICレコーダー。SDカードを用意する必要がない点は便利です。容量にも不満はありません。
長時間の録音を想定するのであれば、本体容量が大きめなものを選ぶといいでしょう。
ただし、後述しますが本体内蔵メモリーであるが故の欠点もあるため、注意が必要です。
3.録音可能時間/バッテリー/充電方法
ICレコーダーは、持ち運びすることが前提です。
そのため「どれくらいの時間使用できるのか」「何時間連続で録音できるのか」は、必ずチェックすべきポイントと言えます。
また、バッテリーの形式(本体内蔵バッテリーなのか、乾電池なのか)も重要です。
本体内蔵型であれば、ランニングコストは安く抑えられるでしょう。ただし、急なバッテリー切れも考えられるため、使用する前に必ず充電しなければなりません。「モバイルバッテリーでの充電に対応しているか」「充電しながらの録音、再生に対応しているか」も確認しておくといいです。
一方、乾電池式の場合、電池の費用はかかりますが「急にバッテリー切れをしても、コンビニで電池を買えば良い」という安心感もあります。
4.パソコン接続に対応しているか
私が今使用しているICレコーダーへの最大の不満は、これです。
「安いから」という理由だけで購入したものの、Macへの接続が上手くいきません。接続することは可能ですが、ICレコーダーが充電されるだけ。録音したデータをMacに移行することができないため、本体にイヤホンを挿して再生しています。
Macにデータを移行できさえすれば、再生速度も変えることができるため、この点はかなり後悔しています。SDカードであれば、データを移行できるのにと、悔やむところです。
「パソコンの接続に対応しているか」に加え、「使用しているPCに対応しているか」を必ず確認しましょう。
5.スキップ機能
現在使用しているICレコーダーでは、録音されたものを再生する際に、聞きたい場所まで探すのが面倒な時があります。というのも、早送り機能が付いていません。とても不便です。
理想はiPhoneのように、ここ!と指定した場所まで一気に飛ばすことができる機能が使いやすいでしょう。あとは、「5秒後にスキップ」「60秒後にスキップ」などの機能もあると便利です。
次に買うならこんなICレコーダー
私の場合、現在使用しているICレコーダーには(お世話になっているものの)不満だらけです。
次に買うならこんなICレコーダーを選ぶ、というのを紹介して終わりにします。参考にしてください。
用途:取材(音声の録音)
必要な機能・スペック:Mac接続に対応、再生速度の調整が可能(できれば4段階ほど)、内蔵メモリ容量は8G程度で十分、スキップ機能必須
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