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瞑想の効果は継続しないとわからない

実は、ひそかに去年から「瞑想」をはじめた。

そのきっかけとなったのは、スティーブ・ジョブズ。彼は学生時代にインドに行き瞑想を覚えた。その後も、日常的に瞑想をしていたというのは有名な話だ。

筆者は日頃iPhoneなどApple製品についての記事を書いていて、その度にジョブズの偉大さを感じることも多い。瞑想をはじめたのは、彼の思考に少しでも近付いてみたいという気持ちがあった。(到底近づくことはできないが、気持ちだけでも)

あとは、単純に「頭をスッキリさせたい」というのも大きな理由の一つ。一日中文章を書いていると、どうしても頭がパンクする時がある。いかに常に脳をクリアにしておくかは、ライターとしてのスキルの一つだろう。

優秀な人は瞑想を日常化している

「経営者や成功者には瞑想している人が多い」と聞いたことがある方いるはずだ。瞑想を実際にやってみるまでは「嘘くさい」「怪しい」「効果がない」と思っていたが、実際にやってみると「それは本当かもしれない」と思うようになった。それは、心理面・体調面でさまざまな変化を感じはじめたからだ。

昨年、早稲田卒の友達数人と会った時に「瞑想してるんだよね」という話をした。「コイツ大丈夫か?」と思われそうで怖かったが、実際は「俺もしてるよ」と、日常的に瞑想をしている友人が多かったのも面白い。その友人らは、大手企業や自営業で成功している。

(自分で言うのはおかしいけども)やはり優秀な奴は瞑想してる、というのは嘘ではなさそうだ。

前置きが長くなったが、この記事では筆者が瞑想を続けた結果、実感した効果と瞑想のやり方、瞑想の効果をより高める方法を紹介する。

これから瞑想をしてみたい方、瞑想をしてみたけど効果を実感できなかった方はぜひ参考にしてほしい。

瞑想は一度やっただけでは、目に見える効果を感じづらい。ぜひ、この記事で紹介する方法の中から、自分にあったものだけ取り入れて、上手に継続して欲しい。

瞑想とは

瞑想とは

瞑想を定義するのは意外と難しい。wikipediaにはこうある。

瞑想(めいそう、英:Meditation)とは、を静めてに祈ったり、何かに心を集中させること、心を静めて無心になること、目を閉じて深く静かに思いをめぐらすことである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9E%91%E6%83%B3

筆者は特定の宗教に帰依していないため、瞑想で神に祈ることはしない。座禅や瞑想は、しばしばそうしたスピリチュアルなものと結び付けられがちだが、むしろそうしたスピリチュアルな瞑想・思考は苦手なタイプである。「引き寄せ瞑想」や「夢を実現させるための瞑想」は、いまだに抵抗がある。

筆者が瞑想をする目的は「頭をスッキリさせる」こと。それだけだ。「宗教っぽい」「スピリチュアル感が強い」と瞑想を敬遠している方は、もっと単純に、瞑想の科学的な効果に焦点を合わせると良いだろう

瞑想には種類がたくさんある

一口に瞑想といっても、その種類はさまざま。実際に神に祈るための瞑想や、宇宙と繋がる瞑想(この辺が怪しいヤツだ)があるのも事実だ。筆者がしている瞑想は、マインドフルネス瞑想と呼ばれるものらしい。

「何のために瞑想をするか」によって、種類を使い分けるのが良いのかもしれない。筆者と同じように「スッキリしたいだけ」という方には、マインドフル瞑想をおすすめする

瞑想を続けて実感している効果

もともとは「頭をクリアにすること」が目的だったが、最近ではそれ以外にも多くの効果を実感している。もちろん、同じような効果が万人に期待できるとは言い難いが、ここでは筆者が実感している効果を紹介する。ちなみに、2〜3ヶ月継続してようやく効果を実感してきた

1.集中力アップ

どのような仕事をしていても、集中力は欠かせない。筆者の場合もそれは同じ。文章を書く作業にも、集中力が必要不可欠である。

人が集中するための条件はさまざまだが、瞑想を始めてから「集中する」ことを意識せずとも、集中できるようになった。気が付いたら集中していた、ということが多い。

2.姿勢が良くなった(猫背改善)

筆者は、かなりの猫背だった。PCで仕事をする時は、特に。

今まではそれが悪いとも思っていなかったが、やはり姿勢は人の心にも影響を与える。猫背だと周囲にも「自信なさげ」「頼りない」などの印象を与えてしまうこともあるだろう。

瞑想は、姿勢を正して行う。そのため、瞑想を毎日続けているうちに、自然と背筋が伸び、普段の姿勢が良くなった。

3.メンタルが強くなり冷静さ・落ち着きを得た

完璧とは言えないが、以前よりも動じない心を手に入れたように思う。生きていれば、いろんな不安がつきまとうものだ。しかしそれは、往往にして「考えすぎ」なこともある。

瞑想をはじめてからは、考えすぎることがなくなり、以前よりも冷静でいられるようになった。落ち着きが増した、という実感もある。メンタルを鍛えるのは容易ではないが、心の弱さを克服したいと考えている方は、瞑想を試して損はないはずだ。

瞑想のやり方

「瞑想は難しそう」「正しいやり方がわからない」、そう考える方も多いだろう。筆者もそう思っていた。

しかし、心配はいらない。瞑想のやり方はとてもシンプルだ。筆者は瞑想を始めるにあたり、大好きなメンタリストDaigo氏の動画を参考にした。

https://youtu.be/OK31TqFE44A

この動画の中でも解説されているが、瞑想は3つのポイントだけ意識すればいい。瞑想に関する本を読んでも良いが、自分でも簡単にできることなので、まずは無料で試してみるのがおすすめだ。

1.姿勢を正す

姿勢は、瞑想をする上でとても重要な要素。とにかく姿勢を正す(背筋を伸ばす)ことを意識しよう。背筋をぐっと伸ばし、頭から一本の軸が通っているように意識するのがポイントだ。腰のあたりを、グッと前に出すイメージ。

途中で姿勢が崩れてしまわないように、安定した姿勢で始めるようにしよう。特に骨盤を安定させるのがポイント。

2.呼吸を整える

人は、息を吐く時に副交感神経が優位になると言われる。瞑想が科学的なものだというのは、そうした点からもよくわかる。

ポイントは、とにかくゆっくり空気を吐き出すこと。筆者は、鼻から吸い込み、鼻から吐き出すようにしている。DaiGo氏も言うように、吸う時間よりも吐く時間を長くしよう。

3.呼吸・お腹の膨らみに意識を向ける

これが一番難しいが、初心者の方は特に気にする必要はない。(続けることが大事)

筆者の場合は、呼吸に伴う「お腹の膨らみ」に意識を向けるようにしている。当然、何からしの考えや雑念が邪魔をするが、気にしない。

とにかく、意識をお腹に向け続ける。雑念やイメージが湧いてきて意識がズレたことに気づいたら、また意識を戻す。その「戻す」ことに意味があるそうだ。

「どうして余計なことを考えてしまうのだろう」とネガティブにならず「当たり前のこと」と、粘り強く意識を戻すのがポイントだ。

瞑想の効果をさらに高める方法

瞑想を継続して続けるには、ちょっとしたコツがいる。そのコツがつかめないと、効果を実感する前に途中でやめてしまう可能性が高い。ここでは、瞑想を継続するポイントと、さらに瞑想の効果を高めるための方法を紹介する。

1.毎日決まった時間に行う

瞑想を習慣化させるためには、1日のうちでいつ瞑想をするのかを決めておくのが良い。

筆者の場合は、iPhoneのリマインダーで時間をセットしておき、毎日同じ時間に瞑想をするようにしている。(もちろん、できない時も多いができる時にする)

朝やるべき、寝る前にやるべきなど、瞑想をする時間については意見が別れるが「自分がしたい時に」でいいと思う。

2.クッションを使う

瞑想は座り方も重要だ。先述したように、姿勢を正すことと関係する。

瞑想は、椅子に座っていても、胡座を組んでも、正座して行っても良いそうだ。一番瞑想っぽい「胡座」は、初めてする方には少し難しい。お尻にクッションを敷いて、骨盤を安定させよう。

途中で姿勢に意識が向かないよう、座り方ははじめにしっかり定めておくのが良い。胡坐をかきやすいクッションを使うのもおすすめ。

3.瞑想は「気持ちいいこと」と自分に言い聞かせる

これも意外と重要な要素。瞑想の効果を実感できるまでには、時間がかかる。実感が湧かないと、ダイエットと同じでモチベーションも下がってしまう。

そうならないためには、「瞑想=気持ちいい」と思い込むことも大切だ。瞑想の効果ばかりに目を向けるのではなく、瞑想している時間が気持ちいいと思えれば、自然と継続できる。(実際、気持ちいい)

4.初心者は瞑想音楽を聴く

初心者に限ったことではないが、瞑想音楽を併用することで瞑想に集中しやすくなる。テレビなどは消し、部屋を暗くしたら瞑想音楽を流して「瞑想モード」のスイッチを入れよう。

中には、瞑想の手順を説明してくれる音楽もあるので、自分に合った音楽を見つけておくのもポイントだ。

ちなみに、筆者はAmazonプライムミュージックを利用している。メディテーション系の音楽が充実していておすすめだ。

5.アロマを焚く

アロマを焚きながら瞑想するのもおすすめの方法。リラックス系のアロマ(ラベンダーなど)を使い、瞑想モードに切り替える。

アロマには詳しくないが、自分の好きな香りをいろいろと試してみるといいだろう。

6.お風呂で足湯をしながら

筆者ははじめ、足湯をしながら瞑想をしていた。瞑想の効果に加えて、足湯の効果を同時に得られるため、かなりおすすめだ。自律神経が乱れがちな方は、試してみてほしい。

さらに、アロマを湯に垂らすとより瞑想に集中できる空間になる。

7.苦痛にならない長さでやる

瞑想は、何より自分が気持ちいいと思うことが大切だ。本に「〜分間すべき」と書いてあると、そうでなくてはならないと考える人もいるかもしれないが、それは挫折につながりかねない。

時間は決めずに、自分の心地よいところでやめるのが継続させるためのポイント。無理して長時間やる必要はない。ちなみに、筆者は10分程度で十分すっきりとする。

ポイントは自分に合った瞑想方法を見つけること

ここまで筆者の瞑想方法を紹介してきたが、瞑想を長く続けるためには、何より「自分の型」「自分に合った方法」を見つけるのが一番だと思っている。

「今日はうまくできないな」と感じる時には、やらない。「今日は集中できているな」と感じていれば、少し長めにしてみればいい。

「瞑想はこうである」という固定概念を持たずに、もっと柔軟に瞑想をしてみると、継続しやすいはずだ。今日から早速試してみてほしい。

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